手紙

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以前、妹から、「どうしてもしんどくなったときに見る手紙」をもらった。

こっちに引っ越してきてから、何度もつらくなるときがあって、そのたびに開けようと思っていたのだけど、まだ、何となく開けるときではない気がして、ずっと開けていなかったものだ。

先日、それを開けた。何でと言われると、なんとなく、今が開けるときだ、という気がしただけなのだけど。

最近の私といえば、ひどく余裕がなかったのだ。仕事で失敗をしてしまって、神経はすりへり、帰って、ご飯を食べ、お風呂に入り、死んだように眠る日々を繰り返していた。怒られると、自分のことを全否定されているような気もちになる。皆は私のことを、使えないやつだと思っていて、これでは嫌われてしまうという考えが頭から離れない。いつも話をする人も、なんだか忙しそうで話しをすることができなかったし、家族を頼るわけにもいかなかった。なんだか、一人ぼっちのような気がした。

だから、妹からもらった手紙を開けた。(今思えば、こんなことで開けてよかったのだろうか)妹のことだから、きっと、たくさんの文章で埋めつくされているに違いない、と思っていたのだけど、ほとんど文字は書かれておらず、「お姉ちゃんの家に帰っておいで。待ってるね。気をつけて帰ってき。」とだけ書かれていた。

私は一人ぼっちじゃないし、無条件に受け入れてくれるところはきちんと存在する。そう思ったら、なんだか泣けてきて、少しだけ泣いた。

この言葉があれば、私はまだがんばれる。明日からまた仕事だ。気合いをいれなくちゃならない。